実習

今年度の資格試験を受けるかは別として、4月から精神保健福祉士の通信をスタートさせた。その一環として、6月下旬から7月上旬の12日間、世田谷区内にある就労移行支援、就労継続支援の事業所に実習に行った。ここは、統合失調症うつ病発達障害の人たちが「働き」「生活能力を高める」ための場。この法人が持っているほかのサービスやほかの機能を持っている世田谷区内の事業所にも行かせてもらえた。


精神疾患を持っている人に関しては、小学生〜中学生の頃にとても苦い思い出がある。その部分も克服したいし、体系的に学んでみたい、という気持ちもあった。まだ、体系的に学ぶまでいっていないけれど、通信をこのタイミングで始めてよかったと思う。


実習で、改めて思ったことは、無知は色々な意味で、罪深いということ。自分たちが何かしらの障害を持つ可能性がある想像力が残念ながら欠乏していること。当事者から離れたところで、無関心や抵抗という形で受け入れないという人々の存在は決して少なくないということ。


自分が、友人が精神疾患を持つ可能性だって、自分の子どもが発達障害を持つ可能性だって、あるのだという当たり前の事実の前でも、向き合っていけないんだろうか。他人事ではなく、どうやって共生していくかという発想がなければ、生き難さを私たち自身が与え続けてしまうじゃないだろうか。


実習生は3人で、実習先で初めて会ったけど、いろいろと共有できたり、話をできたり、よかった。