まずは一歩

大震災後、夫婦ともの知り合いの人からの声かけで始めたプロジェクトが、本日オープンした(ひとまず、こっそりと)。



「けあぼら http://carevola.jp/


こっそり、というのは、WEB上にアップしたけれど、まだ、大々的な宣伝等はしていないという意味。こっそりなのは、動かしてみないと分からないものでありまだベータ版であること、コンテンツの表現も今後ブラッシュアップしていく可能性があること、などのため。でも、できるだけ目に触れて頂いて、色々な意見をもらえたらいいなぁ、と思っている。そして、長期的な支援となるように願っている。


このようにスタートは、こっそり、だけれど、想いはぎゅーぎゅーに詰まっている。ケアに従事している人たちが、直接、ケアを必要としている人たちとつながっていってほしい。


ボランティアは足りている、という、声もちらほら聞こえる。でも、そうとは思っていない。今回の大震災は非常に甚大で復興の速度もその地域地域で異なる。報道にのらない小さなエリアは数えられないぐらい存在していて、そこにケアを必要としている人たちはたくさんいる。大きなところに声をあげられない人たちは、ニーズがない存在のように、いつのまにかなってしまう危険性がある。


専門職を中心としたボランティアについて多くの場合は、ボランティアをコーディネートする人たちが、現地に先遣隊として入り、派遣できるところにボランティアをつなげている。でもこのシステムは、そのコーディネーターを基本的には介さずに直接つなげる。いたってシンプルではあるが、このシステムは、ある意味で、ボランティア側、ボランティアを受ける側、双方の市民力を高く要求するものかもしれない。


きっといろんな批判もうけるだろう(これまでも色々な意見を頂いてきた)。でも、前例がないから、しない、のではなく、前例がなくても、1人でも、少しでもケアを必要としている人にケアが届くように、まずは一歩、前に進んでみたい。